英語と日本語の違い2
日本語と英語の違いとして挙げられることで、他には「助詞」という存在があります。
これは日本語の「〜は、〜が、〜に、〜を、」などです。 日本語の文の中で、単語の役割を示すものです。これらは英語には存在しません。
日本人として日本語を自然に学んだ我々は、これらの使い方や機能をあまり深く考えた事はないと思いますが、やはり皆さん体に染み付いていて、使うことに関しては達人の域に達していて無意識に使っています。
例えば、「私は昨日、本を買いました。」
は、は主語を表し、を、は目的語を表します。
したがって「昨日、本を私は買いました。」とか「私は買いました本を昨日。」という語順でも内容や意味が変わることなく文が作れます。
これを英語にしてみると、
"I bought a book yesterday"
になります。やはり格助詞にあたるものはありません。
では、英語ではどうやってその単語の役割というものを示しているかというと
それは語順です。そしてこの語順こそが文法です。そして、この語順はほぼ変えることができません。
文法が嫌いな人にこんな話をすると、さらに嫌がられてしまうかもしれませんが、実は皆さんが思っているほど複雑なものではないので、もう一度、日本語とどこが違うかを考えながら英文法を見直してみてください。
英会話では単語を覚えるときには日本語を使わないで考えることが得策ですが、文法を理解するうえでは日本語と比べて理解することはとてもいい方法だと思います。